先輩インタビュー

三村 恭一

三村 恭一

吉備の里相談支援センター
主任相談支援専門員 所長
2004年入職

Q.吉備の里で働こうと決めた理由を教えてください。

私は自分の手助けが直接的に他者の生活や幸せに繋がる仕事に就きたいという思いがありました。その中で吉備の里を見学し、障害者の方々の価値観や生活の質を尊重しながら、日々の生活をサポートすることができる仕事に魅力を感じました。

Q.実際に働いて大変だったことはありますか?

施設で働き始めた当初は「支援」=「してあげる」という思いが強く、過度に関わることで、その人の自尊心を傷つけてしまうことも学びました。「支援」=「自立できるようにサポートし、一緒に支える」という姿勢への切り替えがなかなか難しかったように思います。

Q.仕事のやりがいを教えてください

この仕事には困難もありますが、それ以上に得られる達成感や充実感があります。一人ひとりの「できること」を増やし、「できなかったこと」を「できた」と感じてもらえる瞬間が、日々のやりがいへと繋がります。利用者の方々が自分のペースで目標に向かって進む姿を見守る中で、支援者自身も成長を実感できます。

Q.日々の業務の中で大切にしていることはどんなことですか?

業務においては、支援者同士のチームワーク、利用者さんとのコミュニケーションが欠かせません。利用者さんが何を求め、何を必要としているのかを理解することが、適切なサポートを提供するための第一歩だと思っています。関係者との連携を深めながら、協力し合う姿勢も大切にしています。

Q.吉備の里の魅力を教えてください。

吉備の里は豊かな自然に囲まれた環境の中、施設と地元住民・地域団体との関わりを大切にしたイベントの開催にも力を入れています。また、支援に迷ったときや行き詰ったときには、自立支援協議会主催で、町内外の他機関がメンバーとなっている検討会も開催しており、しっかりとしたサポート体制を整えた職場です。

Q.最後に就職を考えている方へメッセージをお願いします。

「誰かの笑顔があなたの仕事の誇りになる」
この仕事を通じて得られるのは、単なるスキルや経験だけでなく、感謝の気持ちや心の豊かさです。もし、誰かの生活を支えることに興味があるなら、ぜひ吉備の里で一緒に働きましょう。あなたの力がきっと誰かの希望になるはずです。